ocr-generated 長和町指定文化財
中山道一里塚跡
一、指定年月日 昭和五十三年十二月一日
一、所 在 地 長和町長久保字四泊
一、指定の理由 交通の遺跡
【
説明】
中山道の一里塚は、慶長九年(1604)幕府の一
里塚奉行大久保長安により、江戸日本橋から一里(約
4キロメートル)ごとに、およそ五間(約9メートル)
四方の塚が築かれ、その上に模や標などを植えて、旅
人の便宜を図ったものです。
江戸から2番目となるここにあった一里塚は、「エ
ノミの木のある所」として地元の人々に親しまれた
榎の大木がありましたが、昭和三十五年(1960)
の道路改修の際に伐採されました。
正保四年(1647)の「信濃国絵図」のほか、諸文
献にもこの場所に一里塚のあったことが明記されて
います。
ここより江戸方となる一里先の笠取峠直下には、
一里塚が一基現存し、また、京方となる三里先の当町
唐沢には、ほぼ往時の原形を留める一里塚が対で現
存しています。
長和町教育委員会