ocr-generated 所沢市指定文化財(建造物)
ちょうげん
きゃく もん
長源寺 四脚門
指定 昭和四十八年 九月七日
所在地 所沢市大字下安松四八七番地
ひかえばしら
そうけやき
「四脚門とは、主柱二本の前後にやや細めの控柱を左右に一本ず
つ計四本立てたもので、控柱の数からついた名称です。日本の門の
建築様式のひとつで「よつあしもん」とも呼ばれています。
屋根は、「反り破風」と呼ばれる反りをもづ瓦葺で、棟を中央にし
て前後に勾配をつけた「切妻造」と呼ばれる形状をしています。軒
下には「獅子」や「波に千鳥」の優れた彫刻が 施されており、総標
造りの堂々たる山門です。
この門は、主柱の間と扉口部が一ヶ所ある、「一間一戸」と呼ば
れる構造で、間口は二メートル 九十センチ、主柱と前後の控柱との
間隔は一メートル 七十センチあります。主柱の太さは三十八×二十
五センチ、控柱は二十四 ×二十四センチです。内開き戸で門(鏡)
がついた門扉があり、扉の下部には「蹴放し」と呼ばれる敷居が あ
ります。
いっけんいっこ。
「
かんぬき
けはな
むなふだ
棟札等の建築年代を裏付けるものはありませんが、構造手法から
江戸時代後期の建築と推定されます。
【お願い)
○文化財を火災から守るため、火気の使用はご遠慮ください。
○文化財を傷つけたり、周囲を汚したりしないでください。
文化財愛護シンボルマーク
所沢市教育委員会