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来
この植え込みを囲んでいる石は、センチュリー三田ビル建設に伴う堀
削工事中に出土したものです。
専門家の鑑定によれば、江戸城の石垣などに広く用いられている伊豆
産の火成岩でありますが、加工の特長からみると江戸城が建設された
江戸時代初期のものではなく中期のものであろうとの事です。
江戸の古地図や文書によりますと、明和年間(1760年頃)この地には
細川越中守の下屋敷があり、高さ1丈2尺(約3.6m)長さ227間(約
409m)の石垣があったと記されております。
おそらく当時の護岸用の石であったと思われます。
1989年10月