ocr-generated ふかさわ
国重要文化財深澤家住宅 三棟
国重要文化
財
「
-1」
在
地
長
所所
野県塩尻市大字贄川一六二二番地
深澤辰夫(千葉県流山市)
有
者
深
主
蔵屋
北
桁行一〇・六メートル、梁間十七・三メートル、
二階建、切妻造、東面便所及び廊下附属、鉄板葺」
土蔵造、桁行三・三メートル、梁間九・一メートル
二階建、切妻造、鉄板葺
土蔵造、桁行三・四メートル、梁間八・四メートル
二階建、切妻造、鉄板葺
附・家相関連資料 五点(家相図 四枚、地理家相建物之断書一冊)
五六四・四七平方メートル一六二三番地
右地域内の石垣を含む
蔵
宅地
深澤家は、屋号を加納屋と称し、行商を中心とする商家を営み、文化年
間には、京・大坂などにも販路を伸ばし、幕末には、苗字を許されるなど
贄川屈指の商人となった。中山道に西面した短冊形の敷地に中山道に面し
て主屋が建ち、その背後に中庭をはさんで北蔵と南蔵が並ぶ。主屋は、嘉
永四年(一八五一)の大火後の再建で、同七年に竣工したと伝え、北蔵は、
文政四年(一八二)、南蔵は、文久二年(一八六二)に建築されたもの
である。
深澤家住宅は、各建物の建築年代がほぼ明らかで、保存状態もよく、江
戸時代末期の木曾地方における宿駅の町家の姿を忠実に留め、主屋の規模
の大きさ、独特な正面外観、整然とした架構、洗練された細部によって重
厚で落ち着いた室内を構成し、木曾地方の町家建築の到達点を示す建物で
価値が高い。
尻
教育委員会