比地川渓流に生息する水性動物たち
メダカ
平地の池沼・細い流れなどにすみ、雑食性である。体長は3mmぐらいで、口は小さくやや上方に向いていて、下あごが少し突き出している。産卵期は4月~10月であるが、20~30℃の水槽に入れておくと一年中産卵する。
ボウズハゼ
淡水産で川の石に付着する藻類を食べているので、腸が比較的長い。場所によって違うが初夏から初秋にかけて川で産卵し、生まれた稚魚は海に降り大体2年で成熟する。
オオウナギ
ウナギと近縁のもので形も似ているが、ウナギよりも大きくて太いこと、また脊椎骨数が100~110個でウナギより少ないことなどで識別できる。鱗は小さく、皮下に埋もれている。小魚・貝・甲殻類などを食べている。
リュウキュウアユ
リュウキュウアユは琉球列島だけに分布する大変貴重な魚です。すでに沖縄県内の河川では減少しており、リュウキュウアユを呼び戻す計画が展開されています。産卵期は10月~2月迄、上期3月~5月の期間です。
モクズガニ
田や川・河口域にすみ、肺吸虫 の中間宿主 として有名である。繁殖期になると海へおりる。食性は雑食性である。
ミナミテナガエビ
沖縄の河川で最も普通に見られるエビである。産卵期は周年にわたるが、特に6月~8月にかけてピークである。ある期間プランクトン生活を送っている内に稚エビに変態して約1cmくらいになった頃、再び河川にもどってきます。
ヨシノボリ
淡水産のハゼで胸鰭の上端3~4条は膜から遊離している。橙黄色の模様がポイントである。産卵期の6月~8月頃になると雄は、背鰭、はら鰭、尾鰭の周辺が黒くなり、第一背鰭の先端は黄色くなる。
アメンボ
体・脚ともに黒色。前胸背中央の縦条および外線は褐色をおびている。体下面には、銀灰色の軟毛が密生し遊泳中も容易にそれが観察できます。池沼や河川に普通に分布し、沖縄における大型アメンボといえば本種である。