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浜松市指定有形文化財(建造物)
東林寺山門
昭和四十三年十一月二十五日指定
臨済宗方広寺派瑞光山東林寺は、貞観六年(八六四
年)に行基菩薩によって開創されたと伝えられ、奥山
方広寺の開祖回明大師(後醍醐天皇の第十一皇子)も
往山されたといいます。
「この山門は、江戸時代初期の作で、朱塗りが施され
ています。回明大使の勅門として、方広寺に建てられ
ましたが、開祖の由緒と東林寺第十五世瑞峰和尚の功
績によって、嘉永七年(一八五四年)、本山方広寺か
ら下賜されたと伝えられています。
また、棟札に「往古開祖禅師え勅門也」と書かれて
いることから、現在も勅門と呼ばれています。
一間一戸、薬医門風四脚門、切妻造の桟瓦葺き。
江戸時代、遠州地方の臨済宗寺院の歴史を伝えるも
のとして、貴重な建造物です。
平成二十七年九月
浜松市教育委員会