ocr-generated 鼠供養塔・倉賀野八景奉納額・
板碑
本堂裏山の北側に全国的にも非常に
珍しい景供養塔があります。倉賀野河岸
で舟問屋兼脇本陣を営んでいた須賀荘
兵衛が寄進し「寛政辛亥(一七九一)初
夏須賀荘兵衛吉浦」と刻されています。
舟問屋は荷を保管するため何棟も穀倉
棟が並び、そこに巣食う量を駆除した
際、その霊を供養して建てたものです。
高さは135m、幅は8mもあります。
拝殿左の掲額は明治初頭に寄進され、
当時の倉賀野の景勝地である「養報寺落
雁」「九品寺晩鐘」「安楽寺晴嵐」「大杉の
月」「太鼓橋涼」「鳥川帰帆」「飯玉の松」
「八幡の雪」の八景を詠んだものです。
覆屋に保護された中にある二基の板
おおいや
碑は、粗粒砂岩の天引石(多胡石)が使
われた卒塔婆の一種です。通常の板碑
に比べて厚みがあり、将棋の駒のよう
に加工され、梵字で阿弥陀三尊と天蓋
と華瓶二つが彫られています。
「ぼんじ