ocr-generated 密 - 浄福寺
どうせいぜん しょう だいぜんし
じゅうにと。
浄福寺は、天正年間(一五七三~一九一年)
に、僧洞成禅照大禅師が開基し、寺号は王山、
臨済宗東福寺派に属する。
本尊は、薬師如来座像で伝教大師の作仏とい
われ、近江源氏である佐々木氏の守仏と伝わって
いる。木造秘仏で右手は施無畏、左手に革の志を
持ち、脇侍には左に日光菩薩、左に月光菩薩。更
に春属十ニ神将が十二時かわるがわる本尊の守
護に努めている。
薬師如来は、十ニの大き願を発して、除病延
寿、衣食満足、無病息災の東方浄瑠璃浄土の主
尊である。
(王山とは、法を説いて人の悩みを癒す仏で菩薩を医師に
例えた語です。)
けんぞく
浄福寺の御詠歌
まいうきめぐみをうけよ摩の
薬師の利やうあらたなうけっ
土山町猪鼻区
平成二十年十二月