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kawa_sanpo

2016/12/24

Tags: ocr-generated 三重県 亀山市

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ocr-generated 西之丸外堀 築造技術
亀山城西之丸外堀は、寛永13年(1636)に亀山城主となった本多俊次により、同16年から3ヵ年かけて行われた
亀山城修築の際に築かれたとされます。
江戸時代の絵図には石垣を示す表現はなく、すべて土造りの空堀か水堀であったと推測されます。また、天保3年
(1832)から10年の間に西之丸外堀の改修が行われた記録が残っています。
今回の西之丸外堀復元に伴い平成21年度に行った発掘調査で、外堀の基礎とみられる構造体が確認されました。
また、同年実施の亀山中学校改築工事に伴う西之丸発掘調査においても、同様の外堀基礎構造体が確認され、外堀
の築造方法が明らかになりました。ここでは、比較的遺り具合のよかった亀山中学校内で確認された例をもとに説
明します。
出土した外堀の基礎構造体
(3の割竹の編み込み
【堀の築造方法】
水堀の基底部分については、次の1から6のように丸太材と杭を組み合わせた木組みを用いた大掛かりな基礎工事
を行っていることが判明しました。
の堀となる部分を大きく掘り下げる。
(2)堀の盾となる部分に直径15cm、長さ1.2mほどの丸太を、約10cmの間隔で1列に打ち込む。
(3)抗列に割竹を交互に通して編み込み、抗を固定する。
の杭列に、直径10cm、長さ5mほどの松の丸太材(胴木)を横向きに据える。
(5斜面に沿って2からOによる木組みをさらに2組設ける。4段目は杭列のみで丸太材(胴木)は無いと思われる。
(6)堀底を一番下の胴木まで粘土で埋め、さらに木組みと斜面全体を粘土で覆う。
今回発見された木組み構造は、水堀側面の崩壊防止の役割を担っていたと考えられ、亀山城の水堀の築造方法と
して初めて確認できたものです。また、これまでの亀山城跡の空堀の発掘調査では、このような工法は確認されて
いません。近世城郭について、石垣は様々な調査研究事例が蓄積されつつありますが、土居については未解明の部分
も多く、城郭築造に関する技術的な解明という点で、亀山市のみならず全国的にも重要な資料といえます。

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2018-03-28 11:43 (0)
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