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不二電
保永堂版『東海道五十三次之内 池鯉鮒 首真馬市』
歌川広重 天保3~4年(1832~1833)頃
歌川広重が浮世絵東海道五十三次の池鯉鮒で描いているように、当地では馬市が盛大に行われていた。鎌倉時代の初期に
書かれた『海道記』に「雄輝餅が馬場を過て・・・」とあり、早くから馬にかかわる地であったことがわかる。また、江戸時代
の浅井了意の『東海道名所記』、梅月堂宣阿『富士一覧記』、井原西鶴『一目玉餅』、秋里離島『東海道名所図会』等に、馬市の
盛大な様子が述べられている。これらによると馬市は毎年4月から5月はじめ頃まで開かれ、遠く甲斐や信濃から馬が集め
られ、その数は4~500にもおよんだ。馬を売買する人はもとよりその他の商人や遊女、芸人、役者、人形遣いまでが集まって
きてにぎやか極まりない有様であったという。刈谷藩では山町に馬市番所を設けて馬市の監督にあたった。
問合せ:知立市観光協会 TEL.0566-83-1111(代表)
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