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義真弁才天(小僧弁天)
江戸時代当山に義真という大変利発な小憎
さんがおりました。一番年下ですがお経を覚
えるのも一番、議論をしても誰もかなわない
など将来を期待されていました。
しかし、余りのいたずら好きの為にある日
とうとう寺を追い出されてしまいました。
日ごろ馬鹿にされていた寺男は、それを
好いことに「こらしめてやれ」と彼を捕ま
えて質巻きにして坂川に放り込んでしまい
ましたすると不思議なことにそこから
白蛇がスルリと抜け出し、何処へと泳ぎ
去っていったと言うことです。
白蛇は古来より弁才天のお使いとされ村人
たちは「義真は弁才天の化身であった」
と言い義真弁才天として祀られる様に成り
ました。義真弁才天は学芸、知識の神様
です。お参りすれば学業、歌舞音曲など
にご利益があります。
萬満寺