ocr-generated ベルツの庭石
この庭石は不忍池を見下ろす高台にあった旧富山藩御殿の庭園
に据えられていたものである。庭園は明治九年に来日したドイツ・
人教師ベルツ博士の住む教師館に接しており、博士も庭仕事を
好んだといわれる。
庭園のあった御殿は日本語で教育を行う医学別課の教場として
使用された。医学別課の廃止に伴い、明治二十六年に御殿は現
在の山上会館の地に移築され、残された庭石は博士に因み「ベ
ルツの庭石」と呼ばれるようになった。庭石はその後長く院内の
崖地に放置されていたが、平成十八年九月、中央診療棟の竣
工に際しこの地に移設された。
平成十九年三月
東京大学医学部・医学部附属病院
医学期課教場
(旧富山諸神殿)
現在出
明治13年の構内(現在の病院地区)
の間)
「医学部本部
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