沖縄県営鉄道与那原駅舎「9本の柱」
初代木造の駅から、1931(昭和6)年に県営鉄道唯一の鉄筋コンクリートに建て替えられた2代目与那原駅は、その後戦争で破壊されました。その後、残った柱と壁を使って建物を改修し、与那原町役場庁舎として利用され、1975(昭和50)年の役場庁舎移転後は、JA与那原支店として利用されてきました。
2013(平成25)年、駅舎復元のため建物は取り壊されましたが、2代目駅舎の時代から建物を支えてきた9本の柱は、与那原駅が当時ではめずらしい鉄筋コンクリート造であったことの証明と、与那原に沖縄県営鉄道 の駅があったことを語るものとして保存されることとなりました。
与那原町