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かんげんざんみようかくいんしょうこうじ
還源田妙党院淨光寺
浄光寺には、「00年を越す歴史がある。
日光開山の祖勝道上人が日光三山の菩提寺
として仏岩(山内)に往生院を創設した。これが
浄光寺の起源である。
延応二年(一四0)には日光山本坊光明院
(輪王寺の前身)と同時に、その六供浄光坊
が創立され、仮に往生院と合併した。寛永
七年(一六四五)に当地に移され、現在はこの
地の菩提寺である。本堂は、昭和四十八年に
増改築されたが、内陣は江戸期のものを
そのまま残している。本尊は、春日仏師作
と伝えられる阿弥陀如来三尊坐像。
本堂には、鎌倉時代の青石の板碑があり、
弘法大師真筆と伝えられる「妙覚門」の
額が掲げられているがこれも往生院
との繋がりを示すものである。境内にも
この寺の長い歴史を物語る史蹟が数多くある。