ocr-generated 元宿 神 社
千住元町ニミー四
祭神 誉田別命(八幡神)宇迦之御魂命(稲荷神)
ほむたわけのみこと
みたまのみこと
「この地は鎌倉時代既に集落ができていた古い
土地で、奥州路もここを通っていたといわれ、
江戸時代初期の日光道中開設とともに成立した
「千住宿」に対し「元宿」と称していた。
天正の頃、甲州から移ってきた人々によって、
北部の川田 耕地などが開墾され、その人々の
守護神八幡神が鎮守としてここに祭られた
という。明治末年、一時十住四丁目氷川神社に
合祀されたが、昭和五年稲荷神を合祀して村社と
なり、再び元宿の鎮守となった。
荒川放水路の開削により、祖先が苦心して
開拓した耕地は河川敷となり、多くの人々は
悲しくも数地を離れねばならなかった。それらを
記した境内の「感旧碑」は足立区内の開拓の歴史の
貴重な資料である。
平成十七年三月
足立区教育委員会