新壱岐坂
本郷1-22と23の間
大正12年(1923)の関東大震災 の復興計画によって、新しくひらかれた昭和の坂 である。
この坂の中ほどにある東洋学園大学のわきで、この坂と斜めに交差している細い坂道がある。「壱岐(殿)坂」という。壱岐坂 の水道橋寄りに小笠原壱岐守の下屋敷があったので、この名がついたといわれる。江戸時代からあった古い坂である。
ながい歴史のある壱岐(殿)坂 の名をとって、この坂を”新壱岐坂”とした。現在は、区内の幹線道路としてひろく知られているが、もとになった壱岐(殿)坂 の名は忘れられようとしている。
-郷土愛をはぐくむ文化財-
東京都文京区教育委員会 平成元年3月