ocr-generated サトウハチロー 旧居跡
弥生二丁目16
こうろく
いちがややくおうじまえ
さいじょう
そ
本名は佐藤八郎(1903~1973) 詩人・童謡作家。
小説家佐藤紅緑の長男として、明治36年(1903) 市谷薬王寺前町に生まれた。大正5年(1916)
小日向台町小学校を卒業し、早稲田中学校に入学した。この頃から詩を書きはじめ、16歳の
時西条八十に師事し、詩を学んだ。大正10年(1921)「金の船」や「少年倶楽部」などに童謡を
発表し、大正15年(1926)に詩集「爪色の雨」を発刊、詩人として歩みはじめた。
| 昭和12年(1937) 上野桜木町から、向ヶ岡弥生町に移った。週1回の詩の勉強会“木曜会”が
開かれ「木曜手帳」が刊行されたのも、この地である。
昭和52年(1977) 自宅の一階を改装して記念館が開館され、原稿や愛用品が展示されたが、
記念館は平成8年(1996) 岩手県北上市に移った。
庭の一隅に、童謡「ちいさい秋みつけた」にうたわれた”はぜの木”があったが、平成13年
(2001) 10月礫川公園内(春日1-15)に移植された。
- 郷土愛をはぐくむ文化財-
文京区教育委員会
平成15年3月
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