Monumento

kawa_sanpo

2015/12/29

Tags: ocr-generated 東京都 千代田区

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ocr-generated 鎌頭 め
常栄山に法寺は、浄土宗の寺院で、現在の千代田区内では暴域を有する
唯一の寺院です。もともと2法寺は、推古天皇の頃三河国に開かれた寺院
で当時の寺号は「秦宝寺」とされていたといわれています。その後、慶長
二年(
一五九七)江戸町の地に二千余坪の寺地を受けて改めて心法寺を起
立しました。
この2法寺に伝えられる本尊「木造阿弥陀如来坐像」は、像高-o九・o
(三尺五寸九分)、ヒノキ材寄木造りで漆箔を施し、おおむね十二世紀最
末から十三世紀第一四半期頃までの製作と考えることができます。すなわ
ち本像の像容・面貌は平安時代後期、十一世紀に仏師定朝が完成した定朝
式に基本的にしたがうもので、寄木造りの手法にも、その時期の特色をし
していますが、胸腹部など厚く量感をもった体躯などには、鎌倉時代初
頭に成立した新様式の影響がうかがわれます。この点からすれば、本像は
鎌倉時代にはいってからの製作と考えるのが自然でしょう。ただし後頭部、
左腕の一部と右腕の全部など補修部分が多く、製作当初の像容をかなり損
ねており、従って製作年代の確定を困難にしている点も否めません。しか
し平安時代後期彫刻の面影をのこす鎌倉時代初期の、等身大をうわまわる
大きさの像が都心の寺院に遺存することは、貴重な事例です。
「心法寺には、「紙本着色 仏涅槃図」も伝わっています。本件は、変羅双
樹の下で釈迦が入滅する姿を描いた仏画です。中央の釈迦には箔が貼られ、
肉身は黒、衣服の線は朱筆で入れられています。画面は、縦「ハニ・モ畑、
横一五八・四畑。本図の画面上部の構成は、仏画の典型に従っており、類
型的に描かれています。これに対し、画面最下段の部分には、多くの鳥獣
が凝縮して描かれています。これら動物は釈迦の入滅に際して泣き、嘆き
悲しむ姿で描かれるのが普通ですが、本図ではほとんどの動物が嘆き悲し
まず冷静な姿で、いわば写実的、博物学的に描かれています。そしてこの
ような博物学的な写生図の気運が高まるのは、一般に享保時代以降とされ
ています。また図中には、「伯奇図」との落款があります。この伯香につい
ては、『武江年表』元文元年(一七三六)八月の記事に「品川(北海場)大竜
寺に、呉道子の筆南海補陀山鎮海寺立石観世音像を写して碑を立つる(素
人斎伯喬之を写す、加藤氏造立)」とあります。以上のことから本図は、享
保・元文年間(一七一六四)頃に作製された作品であると思われます。
淨土宗心法寺
平成十二年十月

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2018-03-28 12:52 (0)
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