ocr-generated 後園のここから見える山々は行から
御蓋山・春日山・若草山で、楼門は
東大寺の南大門です。
返って、桧皮葺の建物は柳生家
盛期(十六世紀後半)のもので、
の庭を作った時、柳生村芳徳寺か
築し、現在「柳生堂」と称して
います。
茅葺の建物は「水心亭」と称し
明治期に数寄をこらした造りです。
床の間は「桂離宮」の書院の一部を
倉し、天井は平・船・掛込の三種類を
巧みに採り合せ、木材には新薬師寺
の古材などの珍木・銘木を彼方此方
にあしらった贅沢なものです。
観目東は草
草書の「水」をなぞらえて掘った池を
はさんで、右は氷室神社の森、左は
寺塔中の林に囲まれ雑物が全く
目に入らないこの優れた借景庭園を
観賞してください。
後庭 |
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