ocr-generated 都旧跡 柳瀬美 仲
所在 台東区池之端一丁目二番五
教部
指定 昭和六年 十二月二日
柳瀬美付(一六八五~一七四O)は徳川時代の
歌人。かれは宝永二年遠江国浜松に生きる
熟、字は美仲、号を恩江翁と称していた。京都に
住して詠歌を武者小路実陰の門に学び、のり、江
に出て和歌を教授した。
はつせ 路や初音聞かまく尋ねても
まだこもりくの山ほととぎす
の「首によって、世人は美仲を「こもりの気神
先生」と呼んていた。著書には「秋夜随筆」その
ある。
元文五年五月十七日、年五六て没した。墓石
「隠ロ先生美仲雨之墓」とあり、間におおいく。
生」の名がもてはやされたことが知られる。
昭和四十三年十月一日 建設
東京都教育委員会