ocr-generated ちょう く
こうぐら
長楽寺村 郷 蔵
Granary of Chorakuji Village
○市指定有形文化財(平成5年4月26日指定)
○構 造 木造真壁造・平屋瓦葺
郷蔵とは、年貢米や飢饉に備えた非常(救済
貸付)米を保存するための蔵で、江戸時代には
村ごとに置かれていました。村役人が管理して
おり、夜間は畳敷の小部屋に2人1組で泊まり
こみ、夜番をしました。
長楽寺村の郷蔵は、明治10年頃に中西家に
払い下げられました。この時、郷蔵の半分を切
りとり移築したものといわれ、本来は現状の倍
の大きさであったとみられます。
長楽寺村郷蔵は、市内に現存する唯一の郷蔵
であり、貴重な建築物です。また、建替した時
の年月と村役人(庄屋)の名が柱に書き付けら
れています。
「天保十四卯歳九月建替 長楽寺村 庄屋 恵助
(1843年)
同断 八郎右衛門」
○規 模
間口4間3尺・奥行3間4尺 (42.96m)
○寄贈者
藤枝市本町1丁目14番4号
中西真太郎
平面图
現在地