ocr-generated 東明院 山門
この山門は昔武田信玄が巴川を利用して
速った江尻城(小芝城)の裏門でした。
後年(六o1年)慶長六年徳川家康より
江尻城が廃城になるとき東明院に下賜され
これをこの寺の山門として移築したものです
門扉には武田菱をかたどった南蛮鉄室
町末期からわが国へ渡来した精錬鉄で造られた
金具が取り付けられていますまた、屋根
には寺の門には珍しく二基の銃が据えら
れていてこれらが、往時、城門であった
ことを物語っています。
しかし、現在の山門はその後災科に
あい消失したものを原形に復元(天係・
二年、一八三一年)したもので、当時(六
0年代)の物としては門扉の金具のみ
てあることは残念なことです。
入江地区まちづくり推進協議会