ocr-generated せい
誓
願」
「ほうとくばんえいえいえ
げんしん
浄土宗の寺院で、豊徳山恵心院という。奈良時代末
期(モハ○ごろ)の草創で、長保元年(九九九)恵心僧都
源信が天台宗寺院として開基したと伝える。その後、
慶長元年(一五九六)、芝増上寺十八世定番随波が、天
台宗を改め浄土宗とした。
本尊阿弥陀如来は、聖徳太子の作と伝える。源信が
一枚の船板に彫刻した一光三尊の阿弥陀立像や、厄除
地蔵などがあったが、現在は、阿弥陀立像を模して作
られた版木(年未詳)を残すのみとなった。
天正十九年(一五九一)、徳川家康が巡覧した折りに
腰かけたという複が二本あった。現在境内には、親の
仇打ちをした子狸の伝承を残す狸塚、庚申塔二基、板
陣、み入村開祖高田氏の墓などがある。
荒川区教育
文化財
レーク