ocr-generated 「千光湧水」
SENKO YŪSUI
尾道には古代の歴史の謎が隠されている。尾道三山にある
浄土寺、西国寺、千光寺が向島の岩屋山に向けて建立されて
いる謎である。これらは鎮護安寧を願う大和朝廷の古代陰陽
思想による景観デザインであると考えられる。ここ千光寺本
堂も冬至の朝日が正面岩屋山から昇ってくるよう建立されて
いることが確認され、また千光寺山から謎の流水線刻が発見
された。この「千光湧水」も流水システムを取り入れ、また
円筒部分から岩屋山が眺望できるよう、尾道の古代都市計画
と連環して設計された。
2003年
愛尾道ロータリークラブ