ocr-generated らいのじ
ゆりかもめ橋 親柱の彫刻
ここに彫られている詩は、陶淵明という有名な中国の詩人の作品
です。彼は西暦 365 年生まれであり、初め中国の役人となるが、
41歳の時に故郷に帰ることとなった。その時にうたった詩が
「帰去来辞(さあ、かえろうよ)」です。
「孤雲出山由」雲が ひとつ 山から出てくる。
「風飄々面吹衣」 風が ひょうひょうと衣を吹く
「飛 鳥 知 還」 鳥でさえも飛ぶのにあきたら 家に帰っていく
「稚子 候 門」 家に帰れば かわいい子供が門の前で出迎えている
橋の建設に当たり、勝島の海の情景がこの詩の情景と
よく似ていたので、ここにその詩を彫刻しました。