ocr-generated 水戶市指定紀念物
| 天然記念物 水戸城跡の大シィ
「株
指定年月日 平成十年八月8日
水戸城旧城郭の中に位置するこの大シイは、戦国時
代から自生していたと伝えられ、その樹齢は約百年
と推定される。
「株のうち、「株は根回り切・「メートル、目通り
・ニメートル、樹高+ハ・六メートルで、もう一方
は根回り六・八メートル、回通り辺・ニメートル、樹
高ニナ・Oメートルである。
一般にシイノキ(権の本)と呼ばれる植物には二種
類あり、ツブラジイとスダジイに分類され、ツブラジ
イは、来が薄く小型で果実は球形で小さいのに対し、
スダジイは、楽が大きく、素質が厚く、果実は長いの
で区別される。ツブラジイは、主として関東南部以
国、九州の内陸部に分布し、スダジイは、福島県、
新潟県以南のまとして盗岸地域に自生しているが、こ
の大シイは「様いずれもスダジイである。
茨城県のスダジイは、日本列島の北限に近い地域で
あることから、各地で天然記念物に指定されているが、
一般には『みに枝を広げ、傘状になっている巨木がそ
の対象である。それらの指定物と比較した場合、樹高
においてはこの大シイは優れているが、回みに枝を張
るような樹冠にはなっていない。しかし、樹木の活力
は現在でも旺盛であり、他の地域のものと比較して著
団・樹高ともに大きく、大本と言える。
この大シイについては、平成4年に環境方により利
好された「日本の巨樹・巨木林」にも掲載され、わが
国の森林・樹木の象的存在として、かけがえのない
極値を有する巨樹のひとつに位置づけられている。
さらに、この大シイは、水戸城旧城郭の中に存在す
ることから、その樹齢とともに歴史的にも意義ある樹
本であり、且つさくから水戸市第二中学校のシンボ
ルとして伝えられてきた変要な樹木である。
水戶市教育资会