史跡 末吉宮跡
昭和47年5月15日国指定
末吉宮 は「末吉社壇」の名で沖縄県民に親しまれたお宮で、 室町時代 中期に建立されたものです。波上、沖、安里八幡、識名、普天間、金武、天久と共に 琉球八社 の一つにあげられている近くの 万寿寺 (現 遍照寺 )の鎮守として 熊野権現 を祀ってあります。
本殿に沖縄の地方色をよくあらわしている三間柱流造本殿として昭和11年に国宝に指定されましたが、第二次大戦で砲撃を受け、建物の礎石と柱二本と虹梁(頭貫)を残したのみで飛散しました。現在の建物はこれら残った礎石と資材を基に昭和47年に復元修理をしたものです。
なお、この地域で許可を得ることなく現状を変更し、又は保存に影響を及ぼす行為をすることは、法律によって禁じられています。