合掌の塔 鐘楼 碑文
明治・大正・昭和の3世代にわたり、征きて還らぬ群島民の御霊7744柱の眠る此処 赤崎山 にそそり立つ 合掌の塔 こそは平和希求のシンボルであり、奄美の津々浦々まで無言のうちにその趣旨を語りかける灯である。
この度、更にこの地に 鐘楼 を併設し、この鐘の響きで、英霊の鎮魂と世界の平和をひたすら祈りたい。
会員こぞって、尊い戦争体験を忘却の彼方に追いやることの無いように願い、真心こめて平和の鐘を私たち島民の手で、この丘から打ち鳴らすことにしたのである。
平成3年3月31日 名瀬市英霊顕彰会 これを建立す