ocr-generated 大泊 ガー
ウードゥマイ
昔、伊計島の人々は、休みの日にバーキ(かご)をもっ
ってこの場所に集い、着物や体を洗っていました。子ども達
も、周辺の松林やカーの前にある浜で遊び、この湧水で汗
を洗い流していたといわれています。島の人々にとって大
泊ガーは憩いの場でした。また、このあたりは島で唯一の
ジャーガル(泥岩層)の土質で、農地も多いため、湧水は
農業用水としても利用されていました。
周辺には伊計大泊遺跡という沖縄貝塚時代後期(約
1500年前)の遺跡もあり、先史時代から先人の生活空間
であったこともうかがえます。
大型の機械や自動車がない時代に大きな石を運び、整備
した大泊ガーは当時の人々の知恵と努力を知るうえで貴重
な歴史遺産です。
設置:うるま市教育委員会・