秋の星座(北の空)
古代エチオピア 王家物語の舞台を見てみましょう。ケフェウス 王と王妃カシオペヤの間には、美しい王女アンドロメダ姫がありました。ところが、カシオペヤがあまりにも娘の器量じまんをするので、海の神ポセイドン を怒らせてしまいました。
ポセイドンは、化けくじらを海岸へ送りつけ、大つなみをおこしたり、こどもをさらったりの大あばれをさせました。海の神のいかりをしずめるには、アンドロメダ姫をいけにえとしてささげるほかに方法はなく、ついに姫は海岸の岩にくさりでつながれてしまいます。やがて化けくじらが現れ、あわやというところに、怪物メドゥーサ の生首を皮の袋に入れ、天馬ペガスス にまたがった勇士ペルセウス が登場し、みごとお化けくじらを退治します。
この物語に登場する、ケフェウス座 、カシオペヤ座 、アンドロメダ座 、くじら座 、ペルセウス座 が一度に楽しめるのです。ペガススの四辺形 を目印に、ひとつづつみつけていきましょう。
アンドロメダ座には、おとなりの銀河として有名なM31アンドロメダ銀河 があります。月のない空のよく晴れた晩には、肉眼でも淡く広がるその姿をみることができます。
この星図とおなじ星空が見えるのは、下記の日時のころです。
11/20 21:00
1021 23:00
9/21 1:00
8/22 3:00
8/6 4:00