冬の星座(南の空)
南国沖縄では凍てつく寒さとまではいかないものの、防寒には十分注意して観察をしたいものです。明るい星が豪華にちりばめられた冬の星座は、星をみる人の宝物のようです。
ひときわ明るく青白く輝いてみえるのが、全天一明るい(-1.5等)恒星 、シリウス です。古代エジプト では神聖な牡牛の星と考え、ナイル川 の洪水 がやってくる季節を教える重要な星としてあがめられてきたといわれています。
オリオン座 は、冬の星座を代表する、形のととのった美しい星座です。ベルトの部分にあたる三つ星は特に有名で、沖縄でもアガイミーチブシ などとして親しまれてきました。ベルトの下にはM42オリオン大星雲 が、肉眼でもうっすらとみえています。
シリウスのずっと下に光る1等星カノープス は、東北地方の中部より北ではみることができません。中国ではこの星をみると長生きをすると伝えられています。カノープスのあるりゅうこつ座 、とも座 、らしんばん座 、ほ座 の四星座は、ギリシャ神話 に登場するアルゴ船 の形をあらわした全天一大きなアルゴ座 という星座でしたが、あまり大きすぎるので18世紀後半に四つに分けられてしまった星座です。
この星図とおなじ星空が見えるのは、下記の日時のころです。
2/20 21:00
1121 23:00
12/22 1:00
11/22 3:00
10/22 5:00