八九式十五糎加農砲(はちきゅうしきじゅうごせんちかのんほう)
昭和4年に旧日本軍 によって、制式化された大砲で開脚式装輪砲架を持ち、遠距離でも命中精度にすぐれていた。砲身車と砲架車をそれぞれ牽引車で牽引して移動し、陣地で組み立てて使用したが、準備に1時間程かかったそうである。
大里村内には、1945年3月に旧日本軍陸軍独立重砲兵第百大隊が布陣した際に、二門が配置された。しかし、沖縄戦 においては、米軍とのあまりにも大きな物量の差により、その効果は乏しく、一発撃つと何十、何百という反撃をうけたといわれている。
平成15年12月 大里村教育委員会
現在砲としては、靖国神社 遊就館にも展示されている。
平成28年3月移設 南城市