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シムンカー(下茂武川)

 宮城島の地質は大きく分けて、上から琉球石灰岩(りゅうきゅうせっかいがん)、下に島尻層泥岩(しまじりそうでいがん)のふたつの地層から成り立っています。琉球石灰岩は、雨水をスポンジのように浸透させる特徴があり、島尻層泥岩は雨水(あまみず)を通さない特徴を持っています。琉球石灰岩を通り抜けた雨水が島尻層泥岩に溜まり水が湧き出します。シムンカーの湧き水は、これらが水源となっています。
 琉球王府(りゅうきゅうおうふ)の歴史書のひとつである『球陽(きゅうよう)』に1864年(尚泰王(しょうたいおう)代)年には「下の川」とあり、改修され水田に使われていたと記録に残されています。
 地域の人々はシムンカーを、農業用水だけではなく、生活用水としても利用していました。水浴びの場でもあり子供たちにとってはエビ・カニなどを捕まえることのできる水遊びの場でした。また霊水としても使われており、産水(うぶみず)をくんだり、イリガサー(麻疹(はしか))がはやるとカーの水を手の平に受け、その水で子供たちの額や顔をミジナディ(撫でさする)し病魔が退散するように、祈願する場所でもありました。
 シムンカーの正面の樋(とい)はかつては木製でしたが、昭和8年と同18年に改修工事が行われたようで、カーの正面左側に、「昭和18年8月吉日 下茂武川」の文字が見られます。その頃にコンクリート製の樋に変わったと思われます。
 昭和20年には、米軍が宮城島に駐屯し、シムンカーからモーターで水をくみ上げていた様子が見られています。昭和30~40年代には沖縄県内で大干ばつがあり、干ばつ対策として水路の横に深さ150cmの溜井戸(ためいど)がつくられました。しかし、シムンカーの水は干ばつにも涸(か)れることはなかったようです。
 現在シムンカーの水は使われていませんが、永年地域の生活を支えた「村ガー」として、区民によって定期的に清掃が行われ、大切に保護されています。

   平成20年3月 うるま市教育委員会

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genjitsu_
2018-01-08 21:36 (845)
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