下茂の井(シムヌカー)
【別名:夫婦井 ミートゥガー】
南城市指定文化財(有形文化財)
橋を渡ると、井戸の前庭中央に自然石がある。古くは、この石から左右にわかれて男女が利用していた。また、この自然石の下にある中央くぼみは、頭髪を洗うとき水をためた洗面器代用(ビンダレー)ではないかと考えられている。
道路をへだてて北側には知念若按司が住んだという屋敷跡があり、この井は知念若按司がつくったとも伝えられる。小谷集落内では古い時代からある井戸である。
南城市文化財保護条例によって指定を受けています。
南城市教育委員会(平成21年4月)